0oneone Posted on 10:18

グランドトリック ノーリーフロントサイド540のやり方(回転系グラトリのコツ2)

540は実は私はそんなに苦労せずに回れたグランドトリックです。
とはいってもすぐ出来たわけではありませんが。。。

540とは1回転するということなので360にあと半回転つけてあげればいいのです。
口で言うのは簡単ですが、この半回転(180度)がなかなか難しい。

この半回転をつけるには、いくつかの要素が必要となります。

1つはスピードです。
スピードとは進入スピードの事で、要は勢いをつけてガッとまわるという事です。
結構スピードをつけてやるのは怖いし、クラッシュした時の衝撃は。。。なので気をつけて
徐々にスピードを上げていって、スピードに慣れて下さい。
どのグランドトリックでもスピード感がある方がカッコイイです。

2つ目は先行動作です。
これは360と同じなのですが、360よりも更に大袈裟に先行動作を行ってください。
私がいつもやるのが、ボードを弾く前に既に後ろを向く感じに大袈裟にやっています。
あと、目線を回転方向の先へ先へ送るように意識してみて下さい。

3つ目は体重移動(重心移動)です。
進入スピードをつけ先行動作を入れる前に、ためをつけるために
初めは後ろ足に体重を乗せて先行動作を行ったと同時に、前足に体重をのせて一気にボードを弾きます。
下記でも書きましたが、あまりやり過ぎると回転軸がぶれるので注意です。

4つ目はボードの引きつけです。
540以上になるとそれなりの滞空時間と高さが必要になってきます。
ボードを弾く時、最初に後ろ足を前足を軸に90℃くらい回転させつつ斜め上に
思いっきり引き上げ、十分にボードをしならせた反動を利用して前足を踏み切ります。
そして思いっきり両足をひきつけるようにすると結構高く飛べます。
この瞬間が一番気持ちいい時です。ボードのフレックス感がたまりません!

そして、最後はタイミングです。
これらの一連の流れをタイミングよく行った時に、成功が見えてきますので
根気良くやってみて下さい。
ここ最近気付いたコツは回転軸です。
自分のまわってる姿を動画で改めて感じたのが、回転軸が変なとこにあるのに気付きました。
これは私だけかも知れませんが、ノーリーをしつつ回転をすると軸の中心が
ノーズになってしまう事があるのです。
本来ならば、ノーリーで回ろうとオーリーで回ろうと、回転軸は体の中心に無ければなりません。
これに気付いてからは、ラクにメイクできるようになったので、みなさんも気をつけましょう。

フィギアスケートを良く見るんですが、その中でトリプルアクセルという回転(3回転半)する技があります。
これってスノーボードのグランドトリックのオープン系の回転に非常に良く似てるので参考にしています。
トリプルアクセルは脚力と回転力のなせる技なので、回転が超速い。それは回転に入る時のタメと
何といっても無駄のない回転につきます。軸が1本きっちり通っているって感じでこれをグランドトリックに
応用できたら1260(3回転半)も夢ではないかも!?

回転軸にともなって最近意識している事は、軸の角度です。
結構多いのがその軸が斜めになって回転してる人って多いと思います。
あの相内康夫も斜め軸で回ってます。
でも私はその斜め軸があまり好きではなく、垂直な軸になるように意識して練習してます。
何故なら見た目にカッコイイというのもありますが、着地がしっかり出来るからです。
斜め軸という事は着地で後傾になるのでバランスが悪く体制を崩す確立が高いからです。
これを垂直軸にするとしっかり両足着地ができるので安定すると思ったからです。

垂直軸にする為には、ノーリーで弾くときになるべく前に飛ぶようにする事と
弾いたノーズ側の足の引き付けをしっかりする事です。
こうする事で、ノーリーをする瞬間はどうしても斜めになりますが
前目に跳ぶことで上半身が前方に行く反動が付くのと同時にノーズ側の足をはじめに振上げた足と
同じ高さまで引き付ける事で垂直軸回転となるんです。