0oneone Posted on 11:08

スノーボードターンのコツ1 ~カービングの秘訣~

スノーボードのターンの理論は以前書いたので、それ以外のターンをする上で必要となってくると思われる事(スノーボードターンのコツ・滑り方)を私なりまとめてみましたので、何かの参考して頂ければ幸いです。

私は初めてスノーボードを滑ってから23年経ちます。その間に人に聞いたり、スノーボード雑誌を見たり、独自で研究したり、そして人に教えたりして、スノーボードを滑る上でのコツを得る事ができました。そのコツをいくつかご紹介したいと思います。

①恐怖心の克服

まず初心者や中級者が急斜面のコースに行った時にぶつかる壁は「恐怖心」です。人は高い所や急な斜面に行くとどうしても恐怖心でうまく滑る事ができなくなります。ここが上級者と初中級者の違いと言ってもいいと思います。

なぜ恐怖心がでると思うように滑る事が出来ないのかというと、1つ目は「力み(りきみ)」です。どうしても急斜面でターンをする時に必ず直滑降になる瞬間があります。その瞬間は急斜面になればなる程スピードがあがり、早くターンをしたいという気持ちが先行し、強引なターンになってしまうからです。
2つ目は「後傾姿勢になる」です。この点に関してはのちほど説明しますが、後傾になる事でこれまたうまくターンが出来なくなるのです。スノーボードのターンは斜面の角度が変わろうが滑り方は全く変わりません(ゲレンデのコンディションによっては滑り方が変わる事がありますが。。。)。なので急斜面に対する恐怖心を克服する事で、通常の斜面と同様の滑りができるようになってどんな斜面でも対応できるようになるのです。恐怖心に関してはターンだけでなく、キッカーやグランドトリックなども一緒で怖がっていては何も出来ないという事です。私がいつも言うのですが「スノボはびびったら負け」です。

でもくれぐれも怪我には気をつけて下さい。

②重心の位置

「恐怖心の克服」でも言いましたが、急斜面になるとどうしても怖いので後傾姿勢になりがちです。後傾姿勢とは後ろ足に重心が乗る事で、腰がひけた感じです。なぜ後傾姿勢になってしまうかというと、直滑降時はボードは斜面に対して平行ですが、体は地平線に対して垂直になるからです。通常はボードに対して垂直にならければなりません。言い方を変えると斜面に対して垂直になると言うことです。地平線に対して垂直になってしまうと、ボードからしてみれば後ろ足に重心が移動してしまう事になります。するとうまくボードを踏んでエッジを掛ける事ができなくなり、テール部分の一部のエッジだけてターンをする事になるのでターンができません。これをなおすには、後ろ足にある重心をボードの中心に戻してあげればいいのです。簡単に言いましたがこれが結構難しいのです。自分では中心に乗っているつもりでもまだ後傾になっている事が殆どです。なのでここでのコツは思い切って前足に重心を移すように前傾になる事です。こうする事で【斜面に対して無意識に後傾】になっているのと、【前足に乗って前傾】になる気持ちが±0(プラマイゼロ)になり重心がいい感じに中心になっているという原理です。

ここで、先程重心をボードの中心にと言いましたが、もっと詳しく言うとターンをすると言う事はターンをする側のエッジを使ってターンをするのでエッジの中心に重心を置くという事です。即ちターンする側のエッジの中心に重心を置くことでボードをしっかり踏む事ができ、ボードをたわまして無理なくターンが出来るのです。