
ロッカーとは ~スノーボード形状 ROCKER~
ロッカーはここ数年各ブランドが力をいれて開発してきた形状。その中でも先駆けて開発したのがリブテック(LIB TECH)のバナナテクノロジーではないだろうか。要はバナナのように反りあがっているという事!?だと思います。
ロッカーの特徴は、なんといってもエッジの引っかかりが少ない分、レールやBOXなどのトリックがしやすい。もちろんグラトリのプレス系のトリックも最初から反りあがっているので、スタイルを出しやすく引き上げやすい。また、スノーボード初心者にもおすすめでボードが反っているという事は、エッジを立てるだけでターンに必要な弧(カーブ)ができるので
しっかり踏まずともターンができてしまうという優れもの。
デメリットとしては、オーリーの高さが出にくいという事。オーリーはノーズを引き上げる事で生じるボードのしなりを利用してテールで弾くというトリックなのですが、ロッカーの場合は既にボードが反っている分そこからしならせるので反発が少ない。普通、反発を強くするためには反っている側とは反対方向にしならせると強力な反発力が生まれます。キャンバーがそうです。そういう意味ではボードの反発を利用したショートターンもしづらいです。あとはキッカー等の着地時にボードがバタつくという事も言われています。あくまでもデメリットの内容はできないのではなく、しづらいというレベルなので慣れれば大した問題ではないと思います。
