0oneone Posted on 08:24

FLOWバインディングの使ってみての感想(FLOW BINDING レビュー)

恐らくスノーボードをやっている人は、一度は聞いたことがあるブランドFLOW(フロー)。
今となってはビンディングはもちろんの事
ボードやブーツも提供しているメジャーブランドとなりました。
多くの有名プロライダーが愛用している事も人気の引き金となっている。
日本ライダー:石川敦士、長谷川 篤、天池いずみ etc.
海外ライダー:アンティ・アウティ、リスト・マテラ、スコッティ・ラゴ、クレア・ビデス etc.

私は08/09シーズンから初めて使用しています。
当初、購入する時はかなり迷いましたが半ば勢いで決めました。

スノーボードのギアはゲレンデで使用してみてみない事には
性能や使い易さなどは解りませんので、バインディングの購入を検討している方に
少しでも参考になるように使用感を書いてみたいと思います。

 ※装着イメージは別ページにて紹介させて頂いておりますのでそちら
  (便利なバンディング機能(FLOW BINDING))を参照下さい。

まず、結論から言いますと「超楽チン」です。
以前はFLUXのSUPER TITANを使用していたのですが
リフトを降りてからの装着便利度合いが格段に違います。
大げさに言うと、スキーヤーと同じくらいのタイミングで滑走開始可能です。

また、不安要素であった重量も全然FLUXと変わらないくらい意識せず使用でき
グラトリもバンバン出来ちゃいます。

フィット感も通常の2ストラップではなく、面で足を固定するので
ボードへのパワー伝達が無駄なく行えます
また、リフトに乗っている間も足が痛くならず快適

という事で、私個人的にはFLOWバインディング最高って感じなので
特にブランドにこだわっていない人や面倒臭がりの人や時間を無駄にしたくない人には
かなりお薦めのバインディングではないかと思います。

とはいうものの、あまり良い事ばかり書くとFLOWのマワシ者だと思われるので
短所は
ストラップ固定具合(ラチェットの閉め具合)を設定するのが面倒
 4つのラチェットで調整する為。(通常のバインは2つ)
リフトに乗る時にハイバックが倒しにくい。 
 ハイバックを前に倒しても、ストラップがあるのでほとんど倒れなく
 後ろに倒してもハイバックを固定するワイヤーの影響で戻ってしまう事がある為。
ハイバックが傷つき易い
 装着時やリフト乗車時にハイバックを倒すので、雪面にすれる為。
海外ブランドの為、日本製に比べて造りがザツ。
 ザツと言うと悪く言い過ぎだが、日本製だともう少し精密に作られているかなというくらいなもの。
 例えば、?に関して雪面に付かないようにストッパーを付けたら?とか
 デザインの印刷面が擦れると消えるとか。。。

という感じで悪い面も幾つかあります。
?に関しては私が考えた改善方法(使用方法)があるので対処可能だと思います。
その方法とは、
自宅で予めブーツを履いて位置を固定しておき、
更に固定した位置がわからなくならないように、バンド部分に何か「しるし」をつけておけば
位置がずれてもすぐに直せます。
私は目立たない油性の蛍光ペンでパンドのギザギザ部分にしるしを書いてます

こんな感じで一度すとらっぷ位置を固定しておけば、
ハイバックを倒して、スッとブーツをハメてハイバックをカチッと戻すだけでOKです。

その他の短所に関しては、そこまで問題となる部分ではないので
私は目をつむってます。

最後に、ラインナップも結構あり、予算と用途に合わせて選べるのもお薦めのポイントですね。

新たに使用ライダーが加わり、あのメジャーこと佐藤洋久も使用しており
重くてグラトリには不向きというレッテルはかなり払拭されると思います。

2012-2013モデルのNX2 GTを購入!だいぶFLOWも進化してきました。
ハイバックとストラップが連動し、足を入れ易くなった
若干の軽量化
一般的なラチェットが採用され、ハイバックを倒さない場合でも装着しやすくなった

ストラップが連動して、ハイバックを下げるとストラップが上がるようになって
足をスッと入れ易くなりました。
軽量化に関しては主にストラップ部が大幅にカットされたくらいだと。。。
一般的なラチェットが作用されたのは意外と大きく、簡単に調整できますし
通常のバインディングのようにストラップを外しての脱着ができるようになりました。
今までのFLOWの弱点は急斜面での装着はハイバックが雪面にあたって履きづらかった
というのがあり、これを見事に解消できた事になります。

残念ながら短所もあります。
ストラップがアンクルとトゥに分かれた事で(実際は繋がってますが)、トゥストラップが滑走時にずれる事がある。
ビンディングのベース部(装着時の足裏部)に衝撃吸収性を高める為にカバーがついたお蔭でねじ止めが面倒になった。